Vtuberモデルを作る時に絶対考えた方がいいこと。
Vtuber活動こんすが、夏加よすがです。
セルフ受肉(イラストもモデリングも全て自分)のよすがさんから見て、Vtuber配信用Live2Dモデルを作る・作ってもらうにあたって絶対考えた方がいいことを羅列する話です。
こないだ配信でも話したことだけどアーカイブを非公開にしてしまったので記事に残します。
Vtuber5年続けてて自分でもいろんな経験をして、周りの経験も聞いてきて思ったことなので、いろいろと私見や偏見に満ちていますのであくまで個人的な意見として読んで下さい。
絵師さんはちゃんと選べ
まずLive2Dモデル作る時に、どんな絵師さんに頼もうかなぁという場面が確実に出てきますよね。
この時絶対に予算メインで絵師さんを見るのはやめた方がいいと個人的には思います。
選ぶ時に大事にしたいポイントは、好きな絵師さんかどうか・Vtuber界隈で数字を持ってる絵師さんかどうか。
活動スタイルや目標によって異なるので、今回は2つのパターンで考えられることを並べます。
趣味でまったり活動したい場合
自分がその人のイラストをめちゃくちゃ好みでどんなイラストも癖にぶっ刺さるから良し!と思える絵師さんに頼んだ方がいいと思います。
まあ別に全部が全部癖にぶっ刺さらなくてもいいとは思うんですが、絵師さんに依頼する時に自分の想定するデザインと絵師さんが出してきてくれたデザインって絶対に認識のズレや好みの違いが発生すると思うんです。
だって依頼主側は大抵の場合自分で絵を描けないから言葉で依頼するわけで、目で見てわかる情報伝達・共通認識を持つことが出来ない以上、絶対思ってたのとは違うものが届くことなんてあって当たり前です。
なので、思ってたのとはちょっと違うけどやっぱこの人のイラスト好きだ!って思えるような絵師さんに頼むのが正解だなぁと感じます。
あと、趣味でまったりしたい・本業ってほどガチではやらないのであれば、やっぱり好きなデザイン描ける人選んだ方がモチベーションが上がりますしね。
絵師さんの持ってる有名度合いは優先度2番目で良いと思います。
本業にするくらいの気概でやりたい場合
Vtuber界隈で有名な絵師さんに頼みましょう、スタートダッシュが決めれます。
大事なのは、絵師として有名かどうかよりVtuber界隈で有名かどうかだと思ってます。
漫画化・絵師として有名な人はその人個人のファンはたくさんいるでしょうが、その人の生み出したとは言え赤の他人であり勝手に動くキャラクター(Vtuber)には興味無いや、っていうファンも多いと思います。
でもVtuber界隈で有名な絵師さんの場合、絵師さんのファンはその絵師さんが生み出したVtuberのファンである可能性もあり、そうであればそもそもVtuberリスナーの民である可能性が高いです。
Vtuber界隈って全然別のキャラクター・事務所所属であっても、同じ絵師さん(Vtuber界隈ではよく「ママ」という呼ばれ方をします)が描いたVtuberさん同士のことを一つの「家族」みたいな見方をついついしちゃう界隈なので、ある絵師さんが描いたVtuberが大手企業所属Vtuberだったりした場合そこから流れてくる人がちょこちょこいらっしゃいます。
そこで自分のキャラクターの独自性や面白さを発揮できれば居ついてくれる可能性もかなりあるので、本業にするくらいの目標があるなら「Vtuber界隈で有名な絵師さん」を選びましょう。
ただしその分イラスト代は絶対6桁円します。
権利関係に気を付けて
自分で描くつもりの場合はどうでもいいことですが、絵師さんに頼む場合は依頼時に権利関係の確認しっかりしましょう!
当たり前だし誰でも知ってることですが、あなたが購入するVtuberモデルのイラストの著作権は大抵の場合絵師さんが持っています(別途料金で買取する場合もありますが)。
著作権が絵師さんにある限り、そのイラストを流用して別絵師に同デザインのVtuber立ち絵の作成をお願いできない場合もあります(というか大抵出来ないと思った方がいい)。
絵師Aさんに頼んで立ち絵作ってもらって期間が経ったけど、新衣装作るついでにあっちの絵師Bさんにも同デザインでモデル作ってもらってみたいな、みたいなことはほぼ出来ません(絵師Aさんの許諾や著作権買取が必要)。
立ち絵の使用は絵師さんの裁量で決まる
さらに著作権には著作者人格権というものがあって、こちらは譲渡・買取できない上に絵師さんがいざとなったらイラストの使用用途指定や使用停止を決めることができます。
これは本来絵師さんが自分のブランディングのために想定しない運用(一般向けコンテンツからR18コンテンツ主体になったり法的に問題ある運用をしたり)を止めるために行使することができるものですが、絵師さんと揉めてしまった時に絵師さんの気持ち的に「もう使ってほしくないです」と言うこともできてしまうものです。
これは法的に決まってるものなので、どれだけ高額の料金を支払っていても(契約次第ですが)差止の権利は絵師さんにあります。
そもそも揉めないように両者穏やかに取引できるのが一番ではありますが、人間同士なので合う合わないは発生するものだと思って下さい。
また、これはあんまり多くはない事例ですが、Vtuberの活動頻度が低いことに対して「もっと活動して欲しい」とおっしゃられる絵師さんも稀にいます(わりとトラブルになります)。
契約次第では絵師さんには活動に関して口を挟むことが出来たり出来なかったりするので、あらかじめ契約時にこれくらいの活動スタンスであるということは伝えてもいいかもしれません。
SNSでの絵の切り貼りについて
Twitterでイラストの首から下が第三者制作の衣装でカバーして着せ替えを楽しむ、という遊び?みたいなものがVtuber界隈には存在します。
これに関して、絵師さんによっては「これはいいけどこういうのはダメ」という規定があるので、事前にしっかり確認しておかなければいけません。
例えば、イラストそのものに手を加えない範囲だったらいいけど、イラストに消しゴムツールをかけないと使えないのはダメ、みたいな感じのルールを持つ絵師さんもいらっしゃいます。
こればっかりは絵師さんによって異なるので、不安だったら確認しようくらいでいいと思います。
また、絵師さんにリスペクトがある方や理解ある方はほとんどされないですが、イラストの切り貼り(コラージュ)はわりと嫌がられることがあります。
例えば既存の第三者の漫画に自分の立ち絵を生首トリミングしてくっつける、みたいなことですね。
実はイラストよりモデリング費が高い
パーツ分けイラストの相場は大体2万~20万円くらいだと思っています(絵師さんによって下限上限は変わります)。
Live2Dモデリングもピン切りで、2万~50万くらいがおおむね相場に近いかな、という体感ですね。
多分だけど大抵モデリングの方が高いです、イラストの倍くらい平気でするもんだと思って下さい。
ただモデリングも、たくさん動くモデルにしたいならケチらないべき!
差分たくさんあったら配信中たくさん遊べますよ、キーバインドで表情ころころ変えられます(ただし差分増えるほど料金も増える)。
また、パーツ数(1枚の立ち絵に含まれるレイヤー数)が多ければ多いほどモデリング費の下限は上がります、パーツ数の多いイラストほどモデリングの際の手間が増えますので。
そこはイラスト作成時に同時にモデラーさんにも予算の相談をして、絵師さんにレイヤー数はこの程度で作りたいのですが……という相談をしてしまっても良いと思います。
自分が神絵師神モデラーになる手段も
権利関係めんどくさい!お金かけたくない!スタートダッシュ切れなくてもいい!
って言うならもう自分が神絵師になって神モデラーにもなって神モデル作るのがいいです。
自分が絵師としての知名度が無いとチャンネル伸ばすのは難しくなりますが、ただし何しても好き放題やり放題です。
完全に趣味でやるのであれば、挑戦してもいいとは思います。
わたしは全くもって神絵師でも神モデラーでもありませんが、セルフ受肉であるがゆえに誰にも指図も差止もされずに生きてきています、超気楽。
今回の記事は本当にVtuberになりたいけど何にも知らないや、って方向けのものなので、既にVtuberの方にはまったくもって参考にならないとは思います。
ただ漠然とVtuberモデルは絵師さんモデラーさんに発注掛けて、その後は自由に活動しようと思ってる方に、こういう事例もあったよということがお伝えできていれば幸い。
ちなみによすがさん、パーツ分けイラスト作成もLive2Dモデリングも出来る人ですよ。
イラストはそんなに上手くないかもしれないけど、モデリングは頑張れます、よかったらご依頼に関するページを見てみてね。
まだココナラアカウントを作ったことないっていう人はご依頼前に以下のURLから新規アカウント登録してもらえれば1000円分のココナラポイントがもらえますよ。
もしくはこちらの招待コード【BH5G3K】を使って下さい。
それでは、もし機会があればご依頼頂けると嬉しいです。
お見積り提案までになるべく具体的にどんなものを作りたいかのヒアリングを重視しており、長文になっても構いませんのでしっかりがっつりご要望をお聞かせ下さい。
最終的にご依頼されなかった場合でも、相談内容はきちんと内緒にしておきますのでご安心下さい。
ここまで読んでくれたら「いいね」やSNS共有してね!
コメント
コメントはありません
※投稿日より30日間のみコメント可能