女がRyzenのCPU取り換えでズッポンしないコツ。
ハードウェア パソコンこんすが、夏加よすがです。
AMD RyzenのCPUくん、有名な話ですが構造上の問題で取り換えの際に「ズッポン」しやすいですよね。
非力な女性でも「ズッポン」しないためにこれだけはやっておけという備忘録。
そもそも「ズッポン」とは
AMD RyzenのCPUに起こりがちな現象で、CPUクーラーを取り外した際にグリスが固まってくっついてCPUまでもが一緒にスッポンと抜けてしまうことを言います。
これめちゃくちゃ危険なことで、抜けた際に勢いでCPUのピンが折れたり曲がったりすることがあります。
Intel CPUでは起きないの?と思うかもしれませんが、そもそも構造が違うためほぼ心配しなくていい現象となります。
AMD Ryzen CPUはCPU側にピンがあり、マザーボードとの固定もレバーで引っ掛けて固定しているだけなのに対し、Intel CPUはマザーボード側にピンがある上にレバーだけでなくカバーでがっちり固定しているからです。
このAMD Ryzen CPUのレバー固定、強い力が加わると外れちゃったりするんですよね。
CPUを外す前に準備すること
作業用手袋を買おう
男性で普段からパソコンパーツ交換する人は、大抵静電気防止手袋なり軍手なり用意があるかもしれません。
これ静電気防止でパーツ破損を防ぐ意味もあるんですけど、女の子の場合はもう一つ意味があります。
「手を怪我しない」「手にパーツの端が食い込んで痛くならない」「パーツをしっかりホールドできる」です。
女の子は指の皮膚が男性に比べて薄いことが多いのもあって、メモリ挿し込むだけでも指の腹にメモリの端が食い込んで痛くて力が入らない……ということがあるんですよ。
パソコンパーツの端って以外と鋭利だったり丸みが無かったりで痛いんですよね。
なので痛み軽減をして、しっかりパーツをホールドして扱えるようにしましょう、これめっちゃ大事。
わたしが持ってるのはTRUSCO 手のひらコート静電気対策用手袋 Sサイズ。
たった数百円です、Sサイズもあります。
パソコンをあっためよう
これは当たり前のことですが、パソコンを温めましょう。
CPU取り換え直前までがっつりスペックを必要とするようなゲームをするとか、ベンチマークテストを回すとかしておけば大丈夫なはず。
CPUが温まればグリスの固着も少しゆるんで取り外しやすくなります。
絶対に引っ張らない
CPUクーラーを外す際は絶対に初手でCPUに対して真上に向かって引っ張らないこと。
クーラーを固定している各種レバーやピンを外したらまず横方向に軽く揺するようにして、CPUとクーラーの固着を外します。
女性だと力が無いからあまり起きないかもしれませんが、揺する時に無理な力を加えないように注意、ピンが折れます。
少しずつCPUグリスによるパーツの密着を剥がしていきます。
クーラーが完全にぐらぐらとしてCPUから外れたことを確認できたら、クーラーを少し傾けるようにしてCPUがくっついて来てないことをしっかり確認しつつクーラーを取り外します。
あとはレバーを外してCPUを手でそっと取りだせばOK。
やってみたら意外と簡単なものです。
というか事前に「CPUが引っこ抜けてピンが折れるぞ」って意識さえあれば、対策もできるし真上に引っ張り上げてズッポンすることも減るでしょう。
よすがさんはRyzenユーザーでCPU乗り換えも経験済みですが今のところズッポンしたことないです、事前知識って大事ですね。
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